聳え立つ感は随一
住区 :緑のまち / 住棟数:4棟 (21,21,31,32号館)
築年月:昭和50年~昭和51年 / 住戸数:1224×4 / 撮影日:2009.01.24
住棟の形状は、花のまちのものとほぼ同じです。一見して異なる箇所は、側面の出っ張り部分で、緑色になっています。分かりやすく、緑のまちだから緑。ここの部分の色を変えるだけで、この住棟は、緑のまちにしか存在しえないものになるというわけです。市営住宅というのは、住宅供給という目的に対してミッションクリティカルな設計なので、ディテイルの変化に乏しいのですが、住戸数の多い高層住棟になると、それが結果的にドーンとしたマッシブさを出すのに寄与していると思います。あと、花のまちの市営住棟の長辺が短いのに対し、こっちのは長大なツインコリダーです。ゆえに、聳え立つ感じが如実に出ていると思います。